問題
問題39 独占禁止法による規制に関する記述として最も不適切なものは、次のうちどれか。
ア.独占禁止法が適用される事業者たる会社の役員が構成員となっている団体についても、独占禁止法の適用対象となる。
令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 営業
イ.独占禁止法が規制対象としている不当な取引制限は、公共の利益に反してなされることが要件となっている。
ウ.独占禁止法の規制対象とされている不公正な取引方法は、法律に列挙されている。
エ.事業者が共同して商品やサービスの価格を決定する価格カルテルは、独占禁止法が規制対象とする不当な取引制限に該当する。
解説
正解:ウ
標準テキスト第三版286-289ページに特定商取引法の基礎概念に関する記載があります。以下、引用します。
独占禁止法は、「私的独占」および「不当な取引制限」において、「一定の取引分野」という要件を明文上必要としている。これに対して、「不公正な取引方法」の判断において、このような要件は明文上要求されていないが、その判断においても「一定の取引分野」による範囲の確定は必要と解されている。
よって、ウが正解です。
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