問題
問題10 契約時の印鑑に関する記述として最も適切なものは、次のうちどれか。
ア.契約当事者が署名する場合には、必ず押印しなければならない。
令和2年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 営業
イ.訂正印は、割り印ともいう。契約書に誤字脱字がある場合、訂正箇所に2本線を引き訂正する。
ウ.捨印は、後日契約書の字句を訂正するために、あらかじめ欄外に押印しておくものである。
エ.代表者登録印の印鑑証明は、会社の所在地の区市町村役場に申請し、交付される。
解説
正解:ウ
標準テキスト第三版78-81ページに契約書作成上の留意点に関する記載があります。以下、引用します。
選択肢:ア
署名はいわゆるサインで、自分自身で自分の氏名を手書きすることである。記名とは印刷やワープロ、ゴム印で氏名を記すことである。
署名のときは必ずしも押印する必要はないが、記名のときは必ず押印しなければ効果がない。
選択肢:イ
訂正印は、契約書に誤字脱字がある場合、訂正箇所に2本線を引き、該当業の上部(横書きなら左部)に正しい文字を書き、欄外に第○条○字加入、○字削除と書いて調印当事者全員が訂正印を押印する。
契印のことを割り印ともいいます。訂正印は訂正印です。
選択肢:エ
登録印は、会社代表者の実印ともいう。会社が設立時に代表者の印鑑として届け出た印鑑である。登録印であることを証明する印鑑証明は法務局に申請して交付される。
選択肢:ウ
捨印は、後日、契約書の字句を訂正するときのために、あらかじめ欄外に押印しておくものである。
よって、選択肢ウが正解です。
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