問題
問題17 経営戦略の策定プロセスに関する記述として適切なものは、次のうちどれか。
ア.経営戦略策定プロセスでは、経営環境分析と自社能力分析を関連付けながら、相互一体で行うべきである。
令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.競争が厳しい中、明確な経営目標を設定しても実現が難しいことから、経営目標を設定しないか又は設定する場合でも、戦略策定プロセスの最後に行うべきである。
ウ.経営戦略は、経営環境との適合を目指すものであることから、戦略策定プロセスの最後に経営環境分析を実施し、戦略の環境適合性をチェックすべきである。
エ.経営戦略を実行するのは各事業部門であり、それぞれの実情を反映した経営戦略の策定が重要であることから、まず各事業部門から戦略代替案を幅広く収集し、優れた代替案を選択・統合した上で、全社の経営目標や戦略を策定すべきである。
解説
正解:ア
標準テキスト第2版97-102ページに経営戦略策定の構造に関する記載があります。以下、引用します。
経営戦略の策定には、大きく5つのプロセスがある。それは、(1)経営目標の設定、(2)経営環境の分析、(3)自社能力の分析、(4)戦略代替案の構築と評価・選択、(5)実行計画の立案である。
標準テキスト第2版98ページに経営戦略策定プロセスの構造の図表があります。この図表では相互一体になっていることが分かります。
よって、選択肢アが正解です。
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