問題
問題1 経営戦略部門が行うべき業務内容に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。
ア.企業変革を目的として、新たな経営戦略策定のために立ち上げた全社プロジェクトに事務局として参画し、主にメンバー間の意見調整や議事進行を担当する。
令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.主要な株主やメインバンクに対して、個別事業や製品PRのための説明会等を積極的に開催し、その企画運営を担当する。
ウ.新たな事業の立上げを目指して社内ベンチャー制度を導入し、その企画から運営までを担当する。
エ.トップ・マネジメントを補佐するために意思決定に必要な課題を検討し、事前に調査しておく。
解説
正解:イ
標準テキスト第2版7-8ページに経営戦略部門の役割に関する記載があります。以下、引用します。
結局、経営戦略部門の本質的な役割とは、全社的視点から創造的に経営戦略を策定し、その実現を図ることである。実際の現場あらは見えてこない、大局的な視点から経営環境や自社の能力の分析を行い、環境の変化に有効に適応するための経営戦略を策定・立案する。それから、いくつかの意思決定機構での審議や現場との折衝などを通じて、経営戦略をより具体的に数値化し、経営計画やアクションプランに直していく、そして、これらのプランの円滑な実現を図るために、トップや現場とのコミュニケーションを緊密にし、各部門や事業部の活動を支援することである。
よって、選択肢イが正解です。
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