問題
問題12 調査標本の有意抽出法に関する記述として誤っているものは、次のうちどれか。
ア.典型法とは、設定した母集団の典型例だと思われるような特徴を持つ人を標本として選ぶ方法である。
令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 マーケティング
イ.紹介法とは、調査に協力してくれた回答者に次の回答者を紹介してもらうような形で標本に含まれる人を選ぶ方法である。
ウ.インターセプト法とは、特定の場所で行き交う人を呼び止めて調査への協力を要請し、それに同意してくれた人を標本として選ぶ方法である。
エ.割り当て法とは、抽出上の偏りを無くすため、重要な回答者属性(例えば性別)が常に同じ比率(例えば男女比=1:1)になるように標本を選ぶ方法である。
解説
正解:エ
標準テキスト第2版122-123ページに調査標本の有意抽出法に関する記載があります。以下、引用します。
もし、事前に母集団の構成がわかっているならば、それに合わせて標本を抽出するという方法もある。たとえば、あるクラブの会員全体の男女比が7:3であることが事前にわかっていて、その中から100人を標本として抽出するならば、70名を男性、30名を女性として設定して標本を抽出することができる。こうした方法は割り当て法と呼ばれ、事前にわかっている情報を偶然や確率の代わりに使って標本抽出を行おうとするものである。
よって、選択肢エが正解です。
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