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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級マーケティング 令和元年後期 35問目

問題

問題35 以下の卸売業者の問題と方向性に関する記述において、( )内に入る語句の組合せとして最も適切なものは、次のうちどれか。

食品卸売業界では日本独特の取引としての( ① )があるため交渉の場に( ② )が同席する形をとっていた。しかし最近では大手食品メーカーと大手小売業者との取引関係の直結化、メーカーによるオープンプライス制の採用によって卸売業者の状況が厳しくなっている。一方で、卸売業者は多くの納品データを持っているため、( ③ )を使いこなしていない小売業に対して納品データを活用した( ④ )を発揮することで今後の優位性を確保するような方向性がみられる。

ア.①:帳合 ②:卸売業者 ③:POSデータ ④:商品提案機能
イ.①:建値制 ②:金融業者 ③:POSデータ ④:金融機能
ウ.①:指値 ②:卸売業者 ③:EOSシステム ④:価格決定機能
エ.①:取引価格 ②:金融業者 ③:EOSシステム ④:危険負担機能

令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 マーケティング

解説

正解:ア

標準テキスト第2版291-296ページに卸売業者の抱えている現代的諸問題に関する記載があります。以下、引用します。

第2に、大手食品メーカーと大手小売業者間における、卸売業者を抜きにした直接の価格交渉の進展が挙げられる。
(中略)
もちろん、こうした直結化がなされる場合でも、一応、形式的には既存の卸売業者の営業既得権を認める形で、その卸売業者の帳合を通す、「帳合」という日本独自の取引になっていた。その交渉場面には、卸売業者は一応同席する形をとり、価格が取り決められるのが一般的である。

よって、選択肢アが正解です。

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