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【試験資格勉強】統計検定 統計調査士に合格した話

2024年12月21日に統計検定 統計調査士に合格しました。ここでは勉強方法と試験を受けた感想を書いています。

同じ日にAI-900(Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals)にも挑戦して合格しています。AI-900に合格した話は、【試験資格勉強】AI-900(Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals)に合格した話に書いています。

統計検定は令和5年5月21日に統計検定3級に合格しました。統計検定3級に合格した話は【試験資格勉強】統計検定3級に合格しましたに書いています。

合格したといってもどちらも合格ラインギリギリでした。

勉強に使ったもの

勉強に使ったものは以下の通りです。

  • 改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定統計調査士対応 経済統計の実際
  • 日本統計学会公式認定 統計検定 統計調査士・専門統計調査士 公式問題集[2013〜2015年]
  • 日本統計学会公式認定 統計検定 統計調査士・専門統計調査士 公式問題集[2015〜2017年]
  • 日本統計学会公式認定 統計検定 統計調査士・専門統計調査士 公式問題集[2017〜2019年]

改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定統計調査士対応 経済統計の実際

テキストの選択肢はこれしかないように思いました。通読を一度しただけで試験に挑みましたが、試験中はもっと読み込んでいればよかったと思っていました。とはいえ、分かりやすく書いているとも言い難いので、もう一回読んでもあまり効果はないかもしれません。

過去の公式問題集をしていれば気づくのですが、いくつかの例題やCBT模擬問題の一部は過去問題集で見かけたそのままです。言い換えると、例題や模擬そのままが過去の試験では出ていたということです。

日本統計学会公式認定 統計検定 統計調査士・専門統計調査士 公式問題集

テキストだけではすんなりと覚えられないことも問題を通じて学べば覚えやすくなります。最新版以外は古本でしか手に入りませんが、記憶の確認や手を動かして覚えるために手に入る範囲の本は手に入れて試験対策をしていました。

ケアレスミスを防ぐためにいくつかの問題のパターンに馴染む必要もあったので、数冊そろえて良かったです。

勉強の順番

過去問題集を優先的にしていました。これは実際に勉強を始めてから気づいたのですが、一回分の過去問にかかる時間は回答と解説を読むこと込みで一時間少しかかるからです。

一方で、『改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定統計調査士対応 経済統計の実際』は通勤電車で読んでいました。とはいえ、第6章 統計データの利活用は過去問題集と重複しているので読み飛ばしていました。

過去問題集と模擬問題を試した結果

過去問題集は二回、CBT模擬問題は一回だけやりました。

  • 12/04(水) 2013年一回目 19/30 63.3%
  • 12/04(水) 2014年一回目 20/30 66.6%
  • 12/04(水) 2015年一回目 16/30 53.3%
  • 12/07(土) 2013年二回目 27/30 90.0%
  • 12/07(土) 2014年二回目 26/30 86.6%
  • 12/08(日) 2015年二回目 26/30 86.6%
  • 12/08(日) 2016年一回目 17/30 56.6%
  • 12/08(日) 2017年一回目 19/30 63.3%
  • 12/08(日) 2018年一回目 21/30 70.0%
  • 12/08(日) 2019年一回目 20/30 66.6%
  • 12/14(土) 2016年二回目 26/30 86.6%
  • 12/14(土) 2017年二回目 26/30 86.6%
  • 12/14(土) 2018年二回目 25/30 83.3%
  • 12/14(土) 2019年二回目 25/30 83.3%
  • 12/14(土) CBT一回目 22/30 73.3%

12/04(水)分は統計調査士について全く勉強をしないでやったので「こんなものかなという感じでした。二回目は基本的にどれも80%を超えていたので、「これなら合格ラインの70%は超えるだろう」と思っていました。

一方で気がかりなのは、12/08(日)の一回目です。どれも点数は伸びていません。言い方を変えると、この時に試験を受けていたら不合格だったということです。二回目で良くなったらいいというものではありません。

間違えた個所は知識を問われる問題ばかりです。知らないからどうしようもないのですが、公式テキストを一回読んだだけではカバーできていないことが原因です。他にはケアレスミスによる選択肢誤りがありました。

「知識面の問題はある程度運頼み、計算問題は確実にしないと厳しいかもしれない」と、この時は思っていました。

勉強にかけた期間や時間

  • 勉強期間:12/4~12/15
  • 時間合計:1180分(約20時間)

試験に挑戦したのは12/21(土)の午前です。12/16~12/20の五日間は全く勉強していません。時間の内訳は過去問題集に15時間、公式テキストの通読に5時間です。

試験結果

試験結果は70点/100点でした。合格点は70点なので本当にギリギリです。

試験後に渡される試験結果にはセクション分析があります。これを見ると、どのセクションができていないのかが一目で分かります。

  • 統計の基本 50%
  • 統計調査の実務 90%
  • 公式統計の見方 43%
  • 統計データの利活用 86%

統計調査の実務や統計データの利活用は過去問題集の効果が出たと思っています。

試験中に思ったこと

過去問題集を何度もした経験で、「ゆっくりと問題を解いても時間は余る」と分かっていたました。そのため、ゆっくりと問題を解いていました。

特に、適切なものと適切でないものを間違えないように指でなぞったりしてから選択肢を読んでいました。これは過去問題集でも何度か勘違いして間違えていたからです。

知識面は難しかったです。全く分からない問題もあれば、答えを絞れなかった問題もありました。過去問題集よりも一つひねったような問題が多い印象です。自信をもって答えを絞れた問題は少ないです。

そんなこともあって、後半の統計データの利活用は時間をかけて間違えないように心がけました。「ここを落としたらギリギリ不合格になる」そういう気持ちで問題に向かっていました。

そうして計算問題を終えた後に残り時間を見ると10分でした。

試験を終えた感想

ギリギリ合格だったのでほっとしました。セクション別を見ると、公式テキストの読み込みが足りなかったようです。一方で、統計検定3級を先に取得済みだったことと、時間をかけて計算していたことが統計データの利活用の高得点につながりました。

たまたまなのでしょうが、ローレンツ曲線とジニ係数の問題は出題されませんでした。統計に関係する人の問題も出題されませんでした。過去問題集では毎回も解いていた設問なので、これはちょっとショックでした。

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