問題
問題40 組織・人事制度及びガバナンスに関する記述a~dのうち適切なものは、いくつあるか。
a.組織とは、協働のために意図的に調整された複数の人間からなる行為システムであり、その本質は協働にある。
b.人事機能とは、企業を構成する人のマネジメント機能であり、具体的にはインセンティブ・システム、人の配置及び育成を担う機能である。
c.株主主権による企業統治の問題点は、企業が長期的な戦略を策定しにくくなる点にある。
d.従業員主権の企業統治は、企業を中心とした人間のあり方を示しており、欧米型経営の基本的姿勢である。ア.1つ
令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.2つ
ウ.3つ
エ.4つ
解説
正解:ウ
標準テキスト第2版219-220ページに従業員主権の企業統治の基礎知識に関する記載があります。以下、引用します。
こうした企業価値を生み出す従業員こそ企業統治の主役であるというのが、人本主義(伊丹、1987)である。資本主義が資本を中心に考えるのに対して、人本主義は人間が中心となった企業のあり方を示している。人本主義は日本型経営における基本的姿勢を提示するものである。
d.以外は適切です。
よって、選択肢ウが正解です。
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