スポンサーリンク

【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級人事・人材開発 令和元年後期 33問目

問題

問題33 教育研修ニーズの把握に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

ア.教育研修ニーズを「いつ必要とする能力か」の観点からみると、特定業務に関わる専門能力の習得やITスキル向上のための研修は、能力と仕事のギャップとを埋めるために行われる短期需要充足型の教育研修分野に位置付けられる。
イ.管理者研修や新入社員研修等に代表される人材ストック保全型の教育研修分野は、変化が大きい現代において、教育研修のニーズがなくなりつつある。
ウ.基幹人材に対する海外留学やビジネス・スクールへの派遣は、「いつ必要とする能力か」という時間軸の観点から見ると短期的であり、その目標は明確で変化が少ない教育研修分野である。
エ.一人ひとりの社員が持つ教育研修ニーズは千差万別であることから、全社目標や経営トップの方針の中から見い出すニーズこそ、唯一の教育研修ニーズと考えるべきである。

令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 人事・人材開発・労務管理分野 3級 人事・人材開発

解説

正解:ア

標準テキスト第3版273-274ページに教育研修ニーズの把握に関する記載があります。以下、引用します。

ニーズの時間軸の視点から見ると、教育訓練には、将来の備えのために長期的な視点から行われる、したがって将来ニーズの予測に基づいて事前に人材を教育しておく「長期選考投資型」と、能力と仕事の今のギャップを埋めるために短期的な視点から行われる「天気需要充足型」の2つのタイプがある。
(中略)
コンピュータ等のスキル研修や特定業務にかかわる専門能力を養成するための研修などは短期需要充足型に、海外留学やビジネス・スクールへの派遣等は戦略投資型に、組織人としての基礎的な知識・態度を教育する新入社員教育や、管理のための基礎的な知識・スキルを養成する管理者研修などは人材ストック保存型に当たる。

よって、選択肢アが正解です。

コメント