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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級人事・人材開発 令和元年前期 4問目

問題

問題4 資格制度の今日的な傾向に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

ア.デュアル・ラダー方式では、管理職ルートには職位が、専門職ルートには専門能力が格付けの基準となる。専門職ルートは最近、高度専門職などの名称で制度改革が行われ、役員レベルまでキャリアが延びてきている。
イ.職能資格制度は、属人系重視の社員格付け制度をとっているとの批判はあるものの、昇進や賃金は仕事重視で決めている。
ウ.これまでアメリカ型の職務分類制度の採用を回避してきた理由の一つに、職務評価が複雑な点があげられるが、コストはそれほどかからない。
エ.専門職ルートは、管理職ルートと同一資格に格付けされた場合、基本給・役職手当の両方ともに同額のケースが多い。

令和元年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 人事・人材開発・労務管理分野 3級 人事・人材開発

解説

正解:ア

標準テキスト第二版55ページにデュアル・ラダー方式に関するの記載があります。以下引用します。

一定のランク(通常は課長などの管理職相当ランク)以上の層を対象にした制度として設置されている。したがってホワイトカラー(特に総合職)は、そのランクまでは単一のキャリア・ルートを昇進し、それ以後は管理職と専門職の2つの社員群に区分され、昇進ルートは管理職ルートと専門職ルートに分かれる。したがって、それぞれの社員群には異なる基準(つまり、異なる評価制度)が適用され、管理職ルートの場合には職位が、専門職ルートは専門能力が格付けの基準になる。このように異なる2つのキャリア・ルートが並行して設定されるので、デュアル・ラダー方式(平行した2つの梯子があるという意味)と呼ぶこともある。

イは仕事重視が誤りです。53ページに記載があります。
ウはコストはそれほどかからないが間違いです。54ページに記載があります。
エは両方が誤りです。

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