問題
問題12 PPMに関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。
ア.PPMは、各事業をその事業の魅力度と強み(競争力)の2つの軸で捉えることで、全社的な資源配分を決定するための手法である。
令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.「花形商品」に位置する事業は、相対的マーケットシェアも市場成長率も高いため、短期的にも資源創出源となる。
ウ.「負け犬」に位置する事業は、収益性は低水準に置かれるが、市場成長率も低いため資金流出は少ない。したがって、好況時にトップ企業が高価格政策をとるような場合には資金源とはなり得ても、不況期には資金源たり得ない。
エ.「問題児」に位置する事業は、市場成長率は高いものの、相対的マーケットシェアは低いため、積極的投資によって相対的マーケットシェアを拡大していく必要がある。
解説
正解:イ
標準テキスト第2版65-69ページにPPMに関する記載があります。以下、引用します。
高成長率・高シェアの「花形商品」は、シェアが高いため利益率が高く資金流入も多くもたらすが、成長のための先行投資も必要とするので、短期的には、必ずしも資金創出源とはならない。
問題12は不適切なものを選ぶため、選択肢イが正解です。
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