問題
問題29 自社能力の分析に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。
ア.自社能力の分析の最終目標は、企業の持つ強み、弱み及び制約を認識し、強みを活かし弱みを補正又は埋合せを行い、その企業に適した戦略を見い出すことである。
令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.今日の環境変化が激しい状況下においては、企業は積極的に自社能力の強みを活かし、環境に働きかけていかなければならない。
ウ.自社能力の分析とは、自社の持つ経営資源を定量的・定性的に分析し、的確に自己資源を把握することであるため、競合他社の分析は含まれない。
エ.自社能力の分析は、自社の持つ経営資源の定量的分析から始まるが、長期的な競争優位の源泉となる経営資源には目に見えない経営資源も多いことから、これをいかに顕在化させるかが重要となる。
解説
正解:ウ
標準テキスト第2版100ページに自社能力分析に関する記載があります。以下、引用します。
自社の能力分析では、自社の保有する経営資源に関するデータを収集し分析を行うとともに、自社と競合する他企業を設定し、競合他社の保有する経営資源に関するデータ収集・分析を行うことも必要となる。
問題29は不適切なものを選ぶため、選択肢ウが正解です。
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