スポンサーリンク

【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和2年前期33問目

問題

問題33 企業が多角化戦略を行う動機に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.アパレル事業を展開する企業が農業ビジネスに進出する理由は、本業のビジネスモデルを応用することで、異業種においても生産シナジーを発揮できるためである。
イ.飲料メーカーが健康食品事業に進出する理由は、研究開発で得られた知識や技術を有効活用し、新規顧客の開拓とともに固定客を獲得するためである。
ウ.従来型のガソリンスタンドをセルフ方式に変更し、手洗い洗車や点検サービスを充実させ、カフェを併設する理由として、顧客ニーズへの対応が考えられる。
エ.オフシーズンにスキー場を利用してゴルフや登山・ハイキング等の事業を行う理由は、季節性の収益変動を抑制して経営資源の有効活用を図るためである。

令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略

解説

正解:ア

標準テキスト第2版187-188ページにシナジー効果に関する記載があります。以下、引用します。

シナジー効果は大きく4つのタイプに分類される。

1 販売シナジー
 共通の流通チャネル、販売管理、名声など販売面で生じる効果。
2 生産シナジー
 施設や人員の高度な活用、一括大量仕入などによる価格割引など生産面で生じる結合効果。
3 投資シナジー
 共通の商品の利用による在庫投資の節約、類似製品に対する研究開発の残存効果、工場機械の共通利用による追加投資の節約などによって、投資の節約が可能になることから生じる効果。
4 マネジメントシナジー
 戦略的・管理的および業務的問題に関する経営者の過去の経験が生かされることによって生じる効果。

問題33は不適切なものを選ぶため、選択肢アが正解です。

コメント