問題
問題35 経営戦略と社会的責任との適合に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。
ア.企業が社会的責任を果たすことは、企業にとって大きなコストになるため義務ではないが、企業の長期的存続に鑑みて経営戦略の一環として遂行するのが望ましい。
令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略
イ.企業の社会的役割やコンプライアンスは、企業理念やビジョン、経営戦略等に盛り込むことによって企業文化や行動規範として組織内に浸透させるべきである。
ウ.日本企業における社会的責任の思想や概念は、日本の企業文化の中に古くから存在するものであり、欧米企業が推進した道徳心や倫理観を取り入れただけではない。
エ.企業は社会からの信頼を得るために、戦略的活動としての企業倫理の強化やコンプライアンスを取り込んだ企業戦略の形成に取り組む姿勢が半永続的に望まれる。
解説
正解:ア
標準テキスト第2版199-200ページに企業の社会的責任に関する記載があります。以下、引用します。
現在では、企業が社会的責任を果たすことは、企業のコストというよりはむしろ、企業の長期的存続に欠かせない重要な要因になってきているのである。
問題35は不適切なものを選ぶため、選択肢アが正解です。
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