【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和２年前期38問目

問題

問題38 企業のインセンティブ・システムに関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア．適切な目標管理や企業内教育の充実は重要であるが、インセンティブ・システムとは直接的な関わりはない。
イ．インセンティブ・システムを設計する上で配慮すべき要素としては、人件費等のコストの削減と経営の効率化があげられる。
ウ．物質的インセンティブは、「みんなで協力する職場づくり」を経営理念として掲げている企業にとっては、必ずしも効果的なインセンティブとはならない。
エ．企業においては、従業員個人の成果を測定し、それぞれに適した形で選択的にインセンティブを与える必要がある。

令和２年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 ３級　経営戦略

解説

正解：ア

標準テキスト第２版210-213ページに組織マネジメントに関する記載があります。以下、引用します。

組織マネジメントにおける組織構造やインセンティブ・システム、計画とコントロールのしくみは組織構成員が協働するための重要なしくみである。
（中略）
インセンティブ・システムに関係して、人をどういう仕事や地位に配置するかという課題は、経営の効率性の問題だけでなく、今後その人をどう育てていきたいか、ひいては企業をどの方向に進めていきたいのか、そのためにどういった人材を育てるべきか、という長期的な視点での人材育成の問題とかかわる非常に重要な課題である。

問題38は不適切なものを選ぶため、選択肢アが正解です。