【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和２年前期7問目

問題

問題７ 経営戦略の必要性及び経営戦略部門の役割に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

ア．不確実性の高い経営環境の下では、既存の考え方や枠組みを調節した全く異質な経営戦略は、企業の競争優位の源泉になり得る。
イ．不確実性の高い経営環境の下では、トップ個人の能力では変化に対応しきれないため、戦略的意思決定は経営戦略専門の頭脳集団として経営戦略部門が行う必要がある。
ウ．不確実性の高い経営環境の下では、大胆な経営戦略が必要であるため、戦略的合理性よりもリスクテイクを重視すべきである。
エ．経営戦略部門の役割は、高度なレベルの戦略策定を行うことであり、その実行は関係諸部門の役割であるため、実行力まで要求されることはない。

令和２年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 ３級　経営戦略

解説

正解：ア

標準テキスト第２版36-37ページに不確実性への対応に関する記載があります。以下、引用します。

従来から利用されてきた計量的な手法による環境予測・分析は、その有効性と信頼性について現実とのギャップがあることが指摘され、利用されることはあってもその信頼を失いつつある。その一方で、そうしたギャップを埋めるべく、次々に新たな手法や技術が開発され、また改良されている。こうした手法や技術をいち早く取り入れ、それを自社の経営戦略の策定に生かせるようにカスタマイズし、実際に運用していくことも重要になってくる。競争の激しい環境においては、他社よりも少しでも早く新しい手法や技術を取り入れたものが優位性を築くことができるのである。

問題７は適切なものを選ぶため、選択肢アが正解です。