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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級経営戦略 令和2年前期9問目

問題

問題9 経営資源と競争優位に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

ア.試作品や多品種少量部品を生産・加工する中小企業が競争優位を築くためには、人的資源である熟練労働者の獲得を重視すべきである。
イ.研究開発型の中小企業が競争優位を築くためには、高い生産ノウハウを蓄積するよりも、研究に関する知識等の情報的資源の獲得を重視すべきである。
ウ.量産部品を生産・加工する下請中小企業が競争優位を築くためには、物的経営資源よりも、他社に追随されない生産ノウハウの蓄積を重視すべきである。
エ.自社製品を製造・販売する老舗の中小企業が競争優位を築くためには、従業員のモラールを高めるよりも、資金的資源の獲得を重視すべきである。

令和2年度 前期 ビジネス・キャリア検定試験 経営戦略分野 3級 経営戦略

解説

正解:エ

標準テキスト第2版62-65ページに経営資源に関する記載があります。以下、引用します。

変化度の低い固定的資源としては、熟練労働者、大規模土地整備、長期固定的自己資本等がある。その中でもさらに変化度の低いものとしては、顧客の信頼、ブランドの知名度、技術力、生産ノウハウ、組織文化、従業員のモラールの高さ等がある。
(中略)
今後企業が最も重視すべき経営資源とは何であろうか。いうまでもなく、必要に応じてすぐに手に入る可変的な経営資源は競争力の源泉にはなり得ない。

問題9は不適切なものを選ぶため、選択肢エが正解です。

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