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【資格試験勉強】【解説】ビジネスキャリア検定3級マーケティング 令和元年後期 18問目

問題

問題18 企業のマーケティング活動の中核となるブランド・マネジメントを遂行する上での留意点に関する記述として最も不適切なものは、次のうちどれか。

ア.製品にどのような独自性を持たせ、「顧客にどのようなことをもたらすか」が重要である。製品の機能価値のみならず、そのブランドの約束が感情や信頼でつながるようなマーケティング活動を実行する。
イ.シェア拡大が重要である。製品カテゴリーを支配するトップブランドを目指し、競争相手に比べ、効率と規模の経済で、ブランド優位を達成する。
ウ.ブランドは、動的なものであり、絶えず変化し続ける存在である。消費者ニーズが進化するにつれて、それを満足させる方向に変化することで、ブランドも進化しなければならない。
エ.ブランドは、常に選ばれるものになることが重要であり、顧客がブランドの何を支持しているのかを常に知る努力をして、製品改良・サービスなどを改善し、良い関係性を維持・向上させる活動をする。

令和元年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験 営業・マーケティング分野 3級 マーケティング

解説

正解:イ

標準テキスト第2版186-190ページにブランド政策の概要に関する記載があります。以下、引用します。

製品コンセプトの決定と並んで、顧客ベースのブランド・エクイティを構築し管理することが、マーケターの能力として重視されてきている。
ブランド・エクイティを構築するには、ブランド認知とブランド・イメージからなる顧客のブランド知識が鍵となる。ブランド認知を高め、ポジティブなブランド・イメージを形成することによって、製品カテゴリー内のブランドが同一であると顧客に考えさせないことが、ブランド政策の鍵である。
ブランド機能がうまく発揮されるように、ブランド要素を最適に組み合わせることによって、ブランド・エクイティを最大化し、ブランド・アイデンティティを確立することができる。

よって、選択肢イが正解です。

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